東宝塚さとう病院 外科
大川淳,,余みんてつ,李潤相
症例1 74歳、女性
S61年、食道癌にて手術施行。5年前に胆石指摘。最近右季肋部痛を認めるように
なってきた。臍右側にOpen方にてトロッカーを挿入したところ、上腹部正中創を
中心に、癒着を認めた。僅かに残った右側腹部の癒着のないところににトロッカ
ーを2本挿入。腹腔鏡下胆嚢摘出術を行った。
症例2 73歳、男性
8年前、左右ヘルニアの手術を受けたが、最近右側が再発して来た。手術歴に十二
指腸潰瘍(20年前)、胆石症(8年前)、S状結腸ポリープ(7年前)。臍右側にOpen
方にてトロッカーを挿入したところ、下腹部正中創を中心に癒着を認めた。ヘル
ニアはMeshPlug法にて手術されており再発を認めた。癒着のため左側のトロッカ
ーからのヘルニアへのアクセスが困難なため、癒着を剥離し、ヘルニア門に通じ
る小間隙を使ってTAPP法を施行した。
手術などによる癒着症例においても、トロッカーの挿入場所や、アクセスの工夫
により腹腔鏡手術は可能と思われ、諦めないことが大事である。
神戸大学医学部附属病院 消化器外科
中村哲,黒田大介,川崎健太郎,椋棒英世,外山博近,金英植,高瀬至郎,神垣隆,黒田嘉和
西宮市立中央病院外科,消化器センター
山下晋也,市原隆夫,中川須美子,天野正弘,桧垣直純,林田博人,新居延高宏,左近賢人
当科では急性虫垂炎を腹腔鏡下手術の適応としている.全身麻酔が必要であるが,合併症があっても,安定した術中術後経過を期待できると評価している.術中診断で虫垂粘液嚢腫と診断,回網部切除へ移行した症例を経験したのでこの症例を提示し,本術式について検討する.
・兵庫県立淡路病院 外科
来栖茂,八田健,小山隆司,杉本貴樹,梅木雅彦,北出貴嗣,大石達郎,高橋英幸,花岡潤,大村典子,若原鉄平
症例は16歳女性、ITPに対して腹腔鏡下脾摘を施行した。ITPとしては脾臓は大き
めで、γグロブリン過敏症のため血小板4万で手術を施行した。型の如く脾臓を剥
離し、脾門部をエシュロン60mm(白)一回でほぼ処理できたが、脾門切離部の上
縁に索条物が残ったのでリガシュアーを用いてこれを切離しようと試みたところ
脾動脈から出血をきたした。
周囲組織のため血管自体が明確に視認できなかったので、術者の右手のリガシュ
アーで出血部を把持したまま、まず出血部の中枢側を絹糸によって体内で集束結
紮し、止血を得た。止血操作にあたって脾臓は切離せず、出血部が適切に展開さ
れるように挙上・把持した。集束結紮施行の後にクリップによって完全に止血で
きたが、念のため周刺結紮を追加した。ここはエンドループ等でも十分であった
と考えられる。
術後に3D-MRCPA,CTを見直すと、脾門部から上方に向かう血管が描出されてお
り、術前・術中に脾門部の血管構築を3D-PACSの活用によって充分把握しておく
べきであったと反省させられた。以上、誠にささやかながら、リカバリーを行っ
た症例をビデオで報告する
兵庫医科大学第1外科
岡田敏弘,山中潤一,飯室勇二,黒田暢一,麻野泰包,吉田康彦,藤元治朗
胆管損傷のリカバリーを誤ると多大な侵襲を与えることとなる。他院で腹腔鏡下胆嚢摘出術(lap-C)による胆道損傷例やその再手術経過不良を5例経験してきた。また当科でもlap-C導入初期に総胆管離断し、再手術を行った1例や、昨年に胆管後区域枝を離断した症例を経験している。これら7例に対する再建方法とその経過について、スライド及びビデオで供覧する。
17:30〜休憩〜17:45
宝塚市立病院 外科 山崎元
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