負債と株主資本コストの計算
負債と株主資本の資本コストとリスクの関係はどう説明されるでしょうか。
負債の資本コスト(言い換えると、債権者が求める期待収益率)とは支払利息である金利です。
ただし、支払利息は税金の計算上損金となるので、節税コスト分を差引いて考える必要があります。
負債の資本コスト=金利×(1-法人税率)
たとえば金利が2%、税率が40%の場合の資本コストは、2%×(1-40%)=1.2%となります。
一方、株主資本の資本コスト(言い換えると、株主が求める期待収益率)は、「配当」と「株式の値上がり益」に分けられます。
もし、今500万円を投資して、10万円の配当(インカム・ゲイン)と、40万円の売却益(キャピタル・ゲイン)を手にしたとすれば、あなたは合わせて10%の運用に成功したことになります。
株主資本の資本コストとは、この「何%の利回りを期待されているか」を指します。
この期待利回りは、リスクとリターンは正比例する、といったベースに基づきCAPMという理論によって定式化されています。
このようにして計算された負債と株主資本それぞれの資本コストを基にして、WACCが求められます。
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